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大阪コミコン2025:総括レポ 後編

更新日:4 日前


前編では主に企業ブースについて紹介しましたが、今回の記事では、「コミコン」ならではの最大の魅力「アーティストアレイ」や、新たなエリアなどについてレポートしていきたいと思います。



クリエイターの“心”を間近で感じられる

アーティストアレイ


「アーティストアレイ」は、国内外の作家さんたちと直接交流できるスペース。展示作品やグッズを購入することはもちろん、その場で作品の制作を依頼する“コミッション”の交渉もできます。


イラストや雑貨、オリジナル作品や二次創作物など、作家さんによって作風は様々。タイミングが合えば制作の過程を観察できますし、作品に込めた想いなどを直接聞くこともできる、とても面白いエリアになっています。




今回は、3組の作家さんを取材しました!


あまりの愛らしさに骨抜きにされてしまったのが、イラストレーターMico Oguraさんの作品。


有名なキャラクターたちがほんわか優しいタッチで描かれ、ブースを彩っています。



Micoさんのブースでは、「私とグローグーとギズモが一緒にお散歩しているイラストを描いて下さい!」といった、自分と有名キャラクターを一緒に描き下ろしてもらえるコミッションに加え、ユニークな組み合わせ(マシュマロマン×グローグーなど)のイラスト、ポストカードなどを販売していました。



長年イラストレーターとして活躍されてきたMicoさんですが、このような映画/ドラマ作品をミックスさせた作品を制作し始めたのは数年前からで、“好き”が突き抜けた結果、とのこと。これからさらに世界観が広がっていきそうで、楽しみです!

   

ちなみに、「スター・ウォーズ セレブレーションジャパン2025」の際に作ったという「スターウォーズおみくじ」も設置されていたので、引かせてもらったところ……、



「飼いドゥーバッグに噛まれる」「吹雪の日にワンパにとらわれた」と、少し悲劇的な内容でした(笑)。


でも、一緒に描かれていたイラストが可愛くてほっこりしたのでした。



次に訪れたのは、ラメを使ったキラキラのボディアート「グリッタータトゥ」を施してもらえるthe Glitter Factoryさん。




アーティストのYukiさんにお話を聞いたところ、「コミコン発祥の地アメリカのように、映画やドラマの世界を顔や手にペイントして楽しめたら良いのでは?」と胸組さん(東京/大阪コミコン 相談役)に提案し、以降「東京コミコン」1回目から出展されているとのこと。

今回は、ビル・スカルスガルドの来日に合わせて映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』のペニーワイズ柄や、大ヒット中の香港映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦 九龍城砦』にちなんだ“九龍城”の文字などがラインナップに追加されていました。


取材中、小学生のお客さんが来店したので、その様子も撮影させていただきました。なんと、ものの3分ほどで完成!




お客さんが手の甲に現れたグローグーを見て、嬉しそうにはにかんでいた様子が印象的でした。

グリッタータトゥは3日〜7日持つそうですが、「逆に一瞬だけ楽しみたい」といった方向けにタトゥシールも販売していました。繰り返し貼れる、というのが良いですね!



最後に取材させていただいたのは、以前SNSで見かけてからずっと気になっていたPINEMAさん!


映画でよく見るシーンのアクセサリーを販売していました。



PINEMAは、かたや陶芸家、かたやデザイナーとして活動している大学の同級生2人が、「自分たちの作りたいものを作ろう!」と始めたコレクション。


サメ、恐竜、宇宙人、ゾンビなど、ジャンル映画の“あるある”をアクセサリーで表現しています。



一部商品はギミック付きで、人間がサメにパクパク食べられたり、ネコたちが宇宙船に吸い込まれていったりと、遊び心が満載。


実際には恐ろしいシーンなのに、登場人物たちの表情がハニワみたいにシンプルである点も、シュールな世界観を形成しています。



大切にしているのは、“ストーリー”。ピンズの組み合わせ次第で自分だけの物語を作れるのも、PINEMAコレクションの醍醐味とのこと。


写真のように、サメ、恐竜、ゾンビ、宇宙人をランダムに配置させれば、オリジナルのトンデモ映画が完成です!



昨年は「永遠の都ローマ展」とのコラボアクセサリーを制作したというPINEMAさん。


夢である恐竜博物館や恐竜展とのコラボレーションも、遠くない未来に叶いそうな予感です。




「大阪コミコン」の新たな試み

“ゲーム”コンテンツ

「アーティストアレイ」のすぐそばに設けられていたのが、レゴブロック作品の展示イベントを運営する「Japan Brickfest」さんのブース。


7月5日・6日に開催される「Japan Brickfest 2025 -Kobe Fan Weekend-」に先駆け(今回で10周年!)、ブリックビルダーたちによる作品展示とあわせて、無料でモザイクアート制作を楽しめるブースになっていました。



大阪城などイベントに因んだ建物や、『バットマン』、『キル・ビル』、『スター・ウォーズ』、『ハリー・ポッター』といった有名作品がレゴで表現。




ブリックビルダーのNaokiさんが装着していたのは、ご自身で作った超大作のレゴヘルメットです!



「これ、前と後ろで違うんですよ」と、反対向きに被り直して披露。Naokiさんは、最初に設計を考えるタイプではなく、作りながら色々と決めていく直感タイプ、とのことでした。



そんな「Japan Brickfest」に隣接していたのは、「リアル会場ならではの体験型の遊びに満ちたエリア」をコンセプトとした新エリアの「プレイヤーズジャングル」です。



エナジーボールが飛び交う新感覚ARスポーツ「HADO」のエキシビジョンマッチは、1グループにつき1回1,000円とお手頃価格。


特設ステージのゲーム実況イベントでは、最後に景品がもらえるジャンケン大会なども開催され、都度、盛り上がりを見せていました。


ボードゲーム/PCゲームの無料体験スペースも、ちょっと腰を落ち着かせたい時にはうってつけ。



初エリアのため、運営の方々がまだ手探り&来場者の浸透率も低いように感じましたが、これまでの「東京/大阪コミコン」では、“何かを見る”、“何かを買う”、が大半だったので、このような参加型コンテンツができたのは喜ばしいかぎりです。今後どのように発展していくのか、注目していきたいと思います!



あのジャッキーが緊急来日!?

リアル『ポリス・ストーリー』体験


会期中SNSで情報収集をしていた際、どうしても無視できなかったのが、「“ジャッキーちゃん”が大阪コミコンに来ている」という情報。


写真から出没スポットを割り出し、警察車両の置いてある場所へ行くと、すんなり発見!


見た目も雰囲気も仕草も、もう限りなくあの頃のジャッキー。コンタクトレンズ未装着であれば、本物と間違えていたかもしれません。



看板によると、1,000円ぽっきりでジャッキーちゃんによる逮捕体験を味わえるとのこと。やる一択で、決まりでしょ!



いざジャッキーと対峙すると、異様なほど警戒されました。「Don’t Move!」と言われ続けると、こちらも犯罪人の役柄が舞い降りてきます。



「Turn Around!」「Get Down!」と促され、周囲が緊張に包まれる中、ゆっくりと逮捕される態勢へ。


「What did you do!? What did you do!?」「えーっと、麻薬の密造……(※もちろん100%嘘です)」



ジャッキーちゃんの素晴らしい演技力のおかげで、スリリングなひと時を味わうことができました。最後は笑顔で記念撮影。



ジャッキーちゃんによる逮捕体験、かなり満足度高めでした!「東京コミコン」での緊急来日も願っています。




「グルメプラネット」で

絶品たこ焼きに舌鼓

“腹が減っては戦(取材)ができぬ”ので、毎度ありがたいなと思っているのが、美味しい食べ物がアッセンブルしている「グルメプラネット」の存在です。



今回も、丼モノからおつまみ系、スイーツなど色々食べたのですが、リピートするほどハマったのは、桜流さんの博多たこ焼きです。



本場博多の辛子明太子がたっぷり載った「桜焼き」と、ヒマラヤ岩塩で仕上げた「塩」を注文したのですが、ふわっふわでトロトロ、優しい出汁の味わいで後味が上品。いずれも超絶品でした!


次回「東京/大阪コミコン」に出店したら、確実に買います。オススメですよ!!




© 2025 サンディエゴコミコン通信

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